余談:澁澤龍彦という言葉の響き
現在 店内にて開催中 「植物標本モノ展」
ブックマークナゴヤ参加企画として 当店らしく「植物」と「本」 を一緒にたのしんでいただけたらいいなと思い
さまざまな方にご協力いただきながら 展示開催しています
今回 久しぶりに制作した展示会のDMハガキ
最近 お伺いできてなかったので 直接 ハガキを渡しに行こうと思いながら 展示もはじまり一週間。。。
数日前 ようやく ちくさ正文館書店さんへ顔が出せました
久しぶりに 古田さんともお話しできて 嬉しかったな~
今池に一人暮しをしていた頃 毎週は通っていただろう ちくさ正文館書店
音楽 芸術 建築 身体表現 舞踏 映画 哲学 ・・・
そこに平置きされた 書籍 図版の新刊を視覚から まずたのしみ
ああ 今 この展示やってるだぁ 今 この分野が 美術好きな人で流行ってるんだなぁって 本の中身をぺらぺらとめくる
無条件でワクワクする すごく幸せな瞬間
そんな感覚が ひゆっと戻った本は一冊の新刊 「澁澤龍彥 ドラコニアの地平」
世田谷文学館 (編集) 出版:平凡社
草稿、創作メモ、ゆかりの作家の美術品、身の周りの品々、自作装幀……澁澤の世界=ドラコニアの魅力を伝えきる決定版
プロローグの「 球体、円環への志向」 から一発で心奪われました
そうだ ここでも この言葉に出会うのだと
あまりに興奮しながら 本をめくっていて その時はあまりわかってなかったのですが
この本 澁澤龍彥 没後30周年、世田谷文学館で開催の大回顧展公式図録でした
世田谷文学館 本当にいい展覧会をたくさんやっていて 行きたい!またぜひ行きたい!
エロスや幻想 倒錯といった人間の本質的な一面
自分のなかに潜む このあたりの感じ
誰かと共有するものだと あまり思ったことはないけれど
それを少しでも 隣で理解してくれたり 誰かと一緒に感じることもできるのかなと 思えることもあって
これからも ワクワクとするもの くろいものも うつくしいものも 自分のなかだけではなく
たくさん 触れていけたらいいなと思います
はい おもいっきり話が脱線していますが
本好きな方 ちくさ正文館書店さんへ ぜひぜひ 行ってみてくださいねー
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by kitowa
| 2017-10-26 18:51
| 店主の環っぱ